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つくり手の言葉
朝晩の冷え込みが強くなり、床があったかい暮らしが本領発揮する時期となりました。
冷えは万病の元。
無理はせずに、身体に優しい暮らしをしましょうね。
さて近年、玄関ドアの鍵のスマートロック化が進んでいます。
弊社で標準的に使用している、ガデリウスの木製玄関ドアですら、電子錠仕様が限定的ではありますが導入され、鍵を持っていれば、ボタン一つで開錠できるものも。
国内大手メーカーの玄関ドアについては、言わずもがな。
それだけ一般化が進んでいるという事です。
玄関ドアのスマートロック化を体験してしまうと、その便利さの為、物理キーに戻れなくなります。
車の鍵を考えてみてください。
バッグやポケットから鍵を探して鍵穴に刺すという動作、昔は当たり前でしたが、今や鍵を持っていさえすれば、ドアノブを握るだけで開錠。
普段使いで戻したいと思う方は、かなり少数派ではないでしょうか。
私自身、自宅の玄関ドアに後付けのスマートロックを設置しています。
タッチ解錠では飽き足らず、現在は顔認証にまで手を出してしまいました。
使ってみないことには、お客様の気持ちはわからぬと実験のつもりでしたが、いざ使ってみると、こんなにラクだとは・・・
先に述べた通り、国産メーカーの玄関ドアには、ほぼスマートロック仕様があり、選択すれば、デザインを壊すことなく手間もなく導入が可能です。
では、私自身が自宅に新しい玄関ドアを設置するとなった際に、「メーカー純正のスマートロックを付けるか?」と聞かれたら・・・
答えは「No」です。
一番の理由は、電子機器だから。
機械って、必ず壊れます。
保証は1年。別途有償の延長保証を使って10年まで伸ばすことは可能です。
でも、経年劣化は対象外。
10年先を考えると、より高精度な機器が世に出回っても不思議はない期間です。
あくまでも、私の場合はその交換を楽しめるので、メーカー純正でなくても、いや、メーカー純正でない方が性に合っています。
価格や、メンテナンス性なんかも、後付けで十分ですねぇ。
もちろん、ガジェット苦手な方にとっては、いちいち交換なんて考えたくないかと思いますので、純正の方がいいかも。
純正がダメって言っているわけではありません。
ただ、弊社のお客様で、新築時にスマートロック仕様を選ばれる割合は正直かなり少ないのが現状です。
でも、ここから割合は増えそうなので、この辺りのご案内は、改めてちゃんとしなきゃですね。
という感じで、玄関ドアのスマートロック化の波が来ている訳ですが、スマートロックというものが一般化してきたからこそ、次の発想をもって、商品が出てきます。
というのも、LIXILが12月より「Oheya Lock」という部材を発売します。

ユーザー自身で簡単に取り付け作業が可能な後付け型の室内ドア用スマートロック。箱錠を交換するだけで設置可能なため、必要な工具はドライバーのみで、作業時間約15分で取り付けできる。また原状回復も可能なため、賃貸住宅でも使えるとしている。
これ、「室内ドア用」ってのが、新しいんです。
玄関じゃなく、お部屋のドアを後付けでスマートロック化できるんです。
メーカーとしては、「在宅ワークや認知症の方や子供が危ない場所に入らないように、来訪者に観られたくない部屋への侵入を防ぐ」といった例を挙げています。
確かに、家事代行やベビーシッターを利用する際など、部屋の管理ができるのは、時代に合っているかもですね。
LIXILのドアという限定的な製品ではありますが、なかなか面白いですよね。
ご興味ある方は是非、下のリンクから商品ページを見てみてくださいね。
hiroyuki