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つくり手の言葉

お客様が読む本を読む。

先日のオーナー様宅見学会にお越しになった皆様、ありがとうございました。

ご見学頂いた、M様邸、オーナー様力が高くて、とっても参考になるご意見が聞けたのではないでしょうか。

やはり、家づくりの先輩の言葉ってのは、リアルで染みますよね。

次はどのオーナー様にお願いしようかな。

さて、今回のオーナー様宅見学で、ある本が話題に上がりました。

「母ちゃん、ていねい たまにガサツ」 石岡真実 著

オーナー様宅の自慢の本棚の中にあった本。

「こんなのも、アリだったかも。」なんて奥様が、参考ページを見せてくれたのですが、

「その本!!」と見学者の奥さん。

オースタムを選んでくれたオーナー様も、今オースタムを選んでくれる見学者さんも読んでいる本となれば、読まない訳にはいきませんよね。

早速、Amazonでポチりました。

著者の石岡真実氏は、フリーランスのディレクターで、雑誌やSNSでライフスタイルを発信されています。

これは、建築男子にはなかなか届いてこない情報です。

そんな、彼女が家を建て、そこでの暮らしを本にしました。

読み物としては、とってもシンプルなのでザッと一周するなら小一時間あれば、読めちゃう。

レシピや暮らしのアイテムなども盛りだくさんなので、雑誌感覚で手に取れます。

さて、読んだ感想ですが、

メチャクチャ勉強になりました。

とってもいい本だと思います。

もちろん、住宅建築の専門書ではありません。

だから、そのプランが構造的にどうとか、温熱的にとか、そんな価値観は完全においておいて。

自身の暮らしをちゃんと分析し、欲しいものを具体化するイメージ。

こだわり方のコツをわかってるのは、流石ディレクションのお仕事をしている方ですね。

モノにこだわるのではなく、暮らしに基準をおいて選択しているのが素敵。

とは言っても、そもそも選ぶもの、使い方のセンスが良いので、メモメモしたくなります。

そんな家づくりの締めに、メチャクチャいい事が書いてありました。

どうせお金をかけるなら100%に!と、当初は思っていたましたが、暮らしてみて感じたことは、50%でいいじゃないかなって。「50でも100に近づけるために、暮らしながら少しずつ豊かなものにすればいいよ」

そう、住まいはプランで終わりじゃない。

暮らしてからが始まり。

だから、建てて100%の家なんて、作れないと思っている。

作って100%だったら、暮らす人のことは抜け落ちているアート作品だよね。

暮らしながら自分の家にしていくって考え方、とても大事だと思います。

プロがプロ向けの情報だけインプットしていても、実際に家を建てるご家族とのイメージが必ずしも同じ方向を向けるとは限りません。

家を建てる皆さんが憧れるライフスタイルをもっと知りたいですね。

家好きのオーナーの皆さん、良い本などありましたら、是非紹介してくださいね。

今回はこの本の巻末にある調味料、爆買いしそうな予感です・・・



[完成見学会]8/2(土)・3(日)「ルーツと今が交わる家」開催します。

是非ご予約ください。

hiroyuki

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