menu background

BLOG

つくり手の言葉

トルネックスは施工によって範囲が変わる!?

先週の完成見学会には、たくさんのご予約ありがとうございました。

来場される皆さんそれぞれが、住環境性能について、しっかりと時間をかけて調べられているのが良くわかるくらい物知りで、驚きました。

少し前までは、Ua値、C値、ZEH、HEAT20、屋根裏エアコン、床下エアコンといった単語くらいまででしたが、更に耐震等級3、構造計算、一種換気、熱交換、換気機器メーカーの商品についてまで。

本当に、マニアックな来場者さんに囲まれ、おもしろすぎました。

プロとして、わかりやすく解説できるように、より知識に磨きをかけていかねばと身が引き締まる思いです。

そんな来場者さんでも、「名前は知っているけれど、実物見るのは初めて!!」という設備が今回の見学会場に設置されていました。

それが、トルネックス。

以前、ブログ「家の空気質を超改善するやーつ!」で紹介した、電子集塵機。

静電気によって、空気の微細な汚れの粒子を吸着してしまう凄いやつ。

性能はピカイチ、空気清浄機を何台も置くくらいなら、こいつを導入することをお勧めします。

経済的だし、交換フィルター不要だし、建物に組み込めば、場所取らないし、コンセントケーブルに足を引っかけることもありません。

なのに、ナゼ、名前は耳にするようになってきたのに、勧めてくれる工務店が無いのか。

それは、施工によって、前提とする使用範囲が変わってしまうからなんです。

このトルネックス、商品体系としては大きく3種類に分かれます。

①24時間換気扇と直結して、換気扇が室内に供給する空気を清浄化する外気フィルターとしての商品。

②室内の空気を循環させて空気清浄フィルターとして利用する方法。

同じようで使い方が全然違います。

前者の場合は、先に書いたように家の中に24時間換気扇が持ち込んだ空気「のみ」を集塵して室内に送ることができます。

これだけでも十分便利、花粉や黄砂、PM2.5などの流入を極端に制限することができます。

逆に後者だと、室内の空気中のウイルス、カビや菌などを吸着することができます。

これ、トルネックスさんが基本で販売している仕様だと、どちらか一方で1台必要になってしまうので、多くの建築会社さんは、どちらか一方を優先的に提案しているケースがほとんどのようです。

きっとこれが、お客様がピンとこない理由。

じゃ、①と②を両方1台でできたら、超お得ですよね。

24時間換気の給気と室内の空気のリターンが両方とも、電子式フィルターを通れば最高です。

その仕様、メーカーさんの標準に無いんですが、一部のフランチャイズや、工法、個別の建築会社でだけ、それぞれのノウハウで対応してるんですよ。

オースタムもそのひとつ。

同じ機械をつけても、外からだけ?内側だけ?それとも両方?

せっかくなら両方が理想ですよね。

もし、住宅の空気清浄機能を検討するなら、候補の建築会社にトルネックスの設置が可能かを聞くだけでなく、1台で外気・室内空気の両方を集塵できるノウハウがあるか聞いてみるのもいいかもしれませんね。

hiroyuki

Homeつくり手の言葉 トルネックスは施工によって範囲が変わる!?