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つくり手の言葉

普通の家”って、本当に存在するんだろうか?

先日の雪、暮らしに影響ありませんでしたか?

雪や大雨など大きな気象の変化があったら、住まいの周りをグルっと回ってチェックしましょうね。

今回私の自宅は、樋が外れました。

さて今日は、なんだか最近私の耳入ってくる「普通」って言葉について。

「普通の家」って、何だろう?

最近、SNSを見ていると「普通はこうですよ!」「当たり前なのに知らないの?」といったコメントをよく見かけます。

住宅についてのSNSはその傾向がとっても顕著で、「普通はこうですよ」「一般的にはこういう施工です」「普通の性能なら十分です」
そんな言葉を、あちこちで耳にします。

「普通の断熱」「普通の換気」「普通の空調」。
まるで“普通”という言葉が、保証されているかのように使われています。

でも、いつも思うのです。
その「普通」って、本当に実在しているのだろうか?と。


「普通」は、誰の基準なのか

よくよく考えてみると、住宅における「普通」はとても曖昧です。

・少し部屋ごとに温度差があるのは普通
・冬は乾燥するのが普通
・床が冷たいのは普通
・部屋のドアを閉めておくのが普通

こうした考え方は、多くの人が疑問を持たずに受け入れてきた「慣習」に近いものです。
そして、「環境」がその習慣をつくります。

つまり「普通」とは、
これまで疑われずに続いてきただけの状態
であることがほとんどなのです。


オースタムの「当たり前」は、少し違います

オースタムの家づくりは、いわゆる「普通」を基準にしていません。

私たちが当たり前だと考えているのは、

です。

最近も湿度については、冬場の室内環境をお見せした建築家や設計者の方から
「これはありえない」「どうやっているんですか?」
と驚かれることが少なくありません。

多くの人が「冬は乾燥するもの」と思い込んでいるからこそ、
その状態が“普通ではない”と感じられるのだと思います。


「寒い」ではなく、「暖かすぎる」と言われた冬

今年の冬、あるお客様からこんな相談を受けました。

「室温が上がりすぎてしまっていて、
もう少し涼しくするにはどうしたらいいですか?」

冬に、です。

一般的には
「なかなか暖まらない」
「足元が寒い」
という相談が多い季節です。

それが、
「暖かすぎるので調整したい」
という相談になる。

これも、「普通」を基準にしていたら、なかなか想像できない話だと思います。


ドアは閉めるもの? いいえ、開けてください

もうひとつ、よく驚かれることがあります。

オースタムの家では、
夏でも冬でも、基本的に部屋のドアは開けておいてほしい
とお伝えしています。

一般的には、
「部屋は個別に使うもの」
「冷暖房効率のためにドアは閉めるもの」
という考え方が普通かもしれません。

しかし全館空調の家では、
ドアを開けておくことで空気が循環し、
温度差や湿度差がさらに小さくなります。

結果として、

という暮らしにつながっていきます。

これもまた、
「普通」に縛られていたら得られなかった価値です。


「普通」に縛られることの、見えにくい危険性

「普通だから安心」
「みんなそうしているから大丈夫」

そう思いたくなる気持ちは、とてもよく分かります。

ただ、住宅は一度建てたら簡単にやり直せません。
もしその「普通」が、
本当はもっと快適にできた可能性を閉じ込めてしまっていたとしたら。

それは、少しもったいないことだと思うのです。


オースタムにとっての「普通」

オースタムにとっての「普通」とは、

そうした環境が、特別ではなく当たり前であることです。

もしあなたが、
「普通の家でいい」と思っているなら、
一度だけ、その“普通”を疑ってみてください。

その先に、
今まで知らなかった「当たり前の快適さ」があるかもしれません。


※この記事は、オースタムの家づくりに対する考え方の一部をご紹介したものです。

オースタムは、宇都宮市を中心に、高断熱・高気密住宅を
設計・計算・施工まで一貫して考える工務店です。

株式会社オースタム
鈴木 博之


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