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つくり手の言葉
家を建てる時に、あなたがこだわりたいトコロって、どこでしょう?
断熱?気密?耐震?
大事ですよねぇ。
っていうか、上の3つは今や必須項目。
建築会社が「それらは必要ありません!」と言った時点で、候補からはずされてしまうくらい家づくりされるご家族自身が勉強されています。
徐々に正しい時代になってきましたね。
さてさて、それでは先に出したような住宅性能があれば、暮らしはステキになるのでようか。
そんなことはありませんよね。
以前から、ご提案しているとおり、楽しみがなければ環境だけなんて物足りない。
いかに好きなモノと一緒に暮らすか。
先日、最初の定期点検に伺ったオーナー様宅。
玄関開けたら、足下にに突進してくる小さなカタマリが。
そう、小さなワンちゃん。
犬種は柴犬。
コロコロとしていて、走り回ります。
可愛すぎ。。。
このオーナーA様、建築前からリクガメちゃんを飼われていて、家づくりにおいても非常に重要なご要望としてプランに組み込んでいます。
聞き取りの際にお話しいただいたもう一つのご要望が、
「柴犬飼いたい。」
でした。
ご家族が増える場合、配慮するのは当然ですが、リクガメちゃん同様生態が違うご家族となれば、より配慮が必要です。
ワンちゃんの場合、ゾーニング、ごはん、トイレスペース、脚洗い、お散歩収納など検討事項はたくさんありますが、とりわけ悩まれるのが「床材」。
「滑りにくさ」、「傷」、「粗相対策」、そして「人との兼ね合い」が重要になります。
犬種によって、重要視するバランスが変わるのですが、
股関節が弱い犬種の場合、滑る床は命取り。
しっかりグリップできるようにしたい。
かと言って、柔らかい床にすると、床自体の傷が気になってしまう。
ペットシーツは敷くけれど、粗相もありえる。
冬冷たいのは人も動物もツラい。
と言うことで、ご提案したのは、LDKまるっと60cm角のタイル。
犬種が柴犬で室内飼い。
家の中でもそこそこの運動量。
走り回ってもしっかりグリップして傷も付きにくい。
60cm角であれば、目地も少ないので粗相の際の安心感アップ。
あとの問題は、冬の体感・・・
これは、建物の住環境性能が解決してくれます。
HEAT20 G2 + 床下エアコンなら万全です。
「正解でした。」
そう一言いただけたのは、何よりです。
もちろん、タイルが全ての家に対してベストと言うわけではありません。
犬種と飼い主さんの組み合わせで、ベターなご提案は変わります。
だから、家を建ててからワンちゃんを迎える事を考えているのであれば、是非事前に犬種だけでも絞ってあると、より具体的な提案がなされる筈です。
愛する家族がより健康的に暮らしてくれるように、建築会社と楽しい打ち合わせをしましょうね。
hiroyuki