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つくり手の言葉

ねこを暮らしに迎え入れること。

最近、猫好きのお客様から住まいづくりを任せていただけることが本当に多くなりました。

昨年に続き、現在も、そして年末にも猫と暮らす家を建てさせて頂きます。

オースタムの年間棟数から言うと、ビックリする割合です。

そんな時なので、あらためて猫との暮らしについて書きたいと思います。

以前に「にゃんこと暮らす」という題でブログを書きました。

その時の内容は、一緒に暮らす環境面でのお話でした。

今回は、これからの人へ向けた話を。

「家を建てたら、猫を飼い始めたい」という皆さんへの、『お願い』と言ってもいいかもしれません。

ねこを暮らしに迎え入れるタイミングというのは、いろいろあります。

迷いねこを保護してしまったり、野良ねこが住み着いてしまったことから、一緒に暮らし始めるなど、思いもよらないタイミングもあるかもしれません。

しかし、多くの方は飼いたい、一緒に暮らしたい。という思いから、ねこを迎えるアクションをすることになります。

猫との暮らしは、私たちにたくさんの幸せを与えてくれます。

だからこそ、一緒に暮らし始める前に、もう一度じっくりと考えておいてほしいのです。

猫という命と暮らすことを。

猫と暮らすことは、その命をあずかる事になります。

家族です。自身の子が生まれる事とほぼ同義と言っても過言ではありません。

かく言う私も、奥さんが猫を家に迎えたいと言った時に、本当にしつこい程その覚悟について、問いました。

一度でも、動物と一緒に暮らしたことのある方なら当たり前というかもしれませんが、

いっしょに暮らしたら、懐かなくても、病気になったとしても、自分が猫アレルギーでも、途中で放り投げることはできません。

だからこそ、背負えるのか、一度立ち止まって考えてほしいのです。

その上で、ちゃんと覚悟ができたなら、ペットショップではなく、シェルターや、譲渡会に行ってあげてください。

シェルターというのは、捨てられたり、飼い主のいない犬や猫を保護し里親が現れるまでの間、動物たちを育てる施設です。

オースタムとして特定のシェルターをオススメする事はしませんが、Googleなどで、「宇都宮 猫 シェルター」、「宇都宮 猫 譲渡」といった検索ワードで調べると、本当にたくさんの猫が里親を待っていることに驚かされるはずです。

ただ、譲渡会などに足を運ぶと、必ずその場で引き取らなければならないような気になってしまう方もいるかもしれません。

でも、そんなことはありません。

自分がこれから一緒に暮らす家族です。

本当に納得して迎え入れるべきですので、運命の相手と出会えるまで、何度でも、何か所でも行ってみるべきです。

私としては、必ずしも地元の譲渡会でなくともいいと思っています。

どの地域の猫だとしても、里親になってあげられるのなら。

今、私が一緒に暮らしている「ししゃもさん」はシェルターや譲渡会を5か所、しかも東京のシェルターにまで行って、出会った子です。

そうして出会って5年、愛を注ぎつづけています。

ペットショップに行ってお金を出して買うというのが、所有欲を満たすには最も近道かもしれません。

しかし、これから長く一緒に暮らしていく家族を探すのです。

じっくり時間をかけて、出会うというのも素敵だと思いませんか。

これから猫を暮らしに迎えたいと思っている皆さんに、

そして里親を待っているたくさんの猫たちに素敵な出会いがありますように。

hiroyuki

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