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つくり手の言葉
現在、私が受講している、一般社団法人 ミライの住宅の「住宅空調設計講座」。
もうすぐ卒業発表です。
昨年9月から、だいたい2週に1回のペースで5時間にわたる講義を受けてきました。
水蒸気って何だろう?熱に種類があるの?空気の重さは?結露ってなに?
熱の伝わり方は?空気はどう動く?などなど、基本的な物理から、
エアコンの基本構造、除湿の仕組み、熱交換とは何か、換気効率の実態把握、
更には、自身が設計する地域の1時間ごとの気温や湿度を把握し、どの数値を基準に空調を設計するのか、弱点が発生した場合にどのようにリカバリーするのか、という、実践的な内容まで、多岐にわたりました。
加えて、参加者さんの事務所や施工物件、自宅までを実測を行う事で、計算で求めた数値と現実に起こっている事象の差異が起こるのか、起こらないのか、頭と体で学ぶ半年でした。
各自が学んだ基本知識を落とし込んで物件の空調設計を行いました。
その発表がまさに明日。
この発表に合格しないと、終了証をもらう事は出来ず、再度学びなおしとなります。
昨日も、オンラインにて自主勉強会がありましたが、皆さんの緊張が伝わってくるようでした。
空調の勉強は、これまで自身が培ってきた、高気密・高断熱住宅においての冷暖房設計の答え合わせをしているようで、本当に楽しく、大筋合っていても、細かい部分でチューニングが必要な課題をもらったり、新たな発想の糸口をもらったりと、最高の時間でした。
参加者の皆も、工務店、設計事務所それぞれで、空調方法もバラバラ。
だからこそ、枠を超えて考える事ができるのは為になるんですね。
ちなみに、明日発表する物件の空調設計というのは、こんな感じ。
それぞれ自社設計のプランの住宅において、換気機器、空調機器を選定し、熱負荷計算を行い、冬、夏、梅雨などの各季節において、シュミレーションを用いて室温と湿度の設計を行います。
負荷が高い部屋がある場合は、対応策を検討します。
それを、参加者全員の前でプレゼンテーションです。
整合性が命。
制限時間はひとり15分。
講師陣、そして一緒に学んできた住宅のプロたちの前で、理路整然と自身の学びの成果を公表しなければいけません。
楽しそうでしょ?
果たして合格できるでしょうか。
とりあえず、半年間、親身にたくさんの知識を惜しみなく伝えてくれた、
凰建設株式会社の森亨介さん、林泰寿さん、ありがとうございました。
「講義中いつ何時も質問OK」という講義、講義行程が遅れる程、皆でした質問に、すべて的確に回答し、納得させてくれた知識量と経験に感服いたします。
明日はお手柔らかに。
そして、今後とも引き続きたくさん勉強させてくださいね。
hiroyuki