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つくり手の言葉
まだまだ日中の日差しが強いですね。
今日も現場で一匹のオオスズメバチに職質を受けました。
11月にハチって、そんなに活動的でしたっけ?
でも、ようやく朝晩の空気がひんやりして秋を感じられるようになりました。
空気が気持ちいいって、本当に心地いいですよね。
今日は、空気の話を少々。
人はどのくらい空気を身体に取り込む思いますか?
1回の呼吸で、約0.5Lの空気の入れ替えを行い、これを1日でおよそ28,800回行うんだそうです。
重さに換算すると18kg~20kgの空気を毎日吸い込んでいます。
ごはんじゃそんなに食べられない。
確かに丸一日水も食料も取らなくても、死ぬことはないけれど、空気が5分無くなっただけでお陀仏です。
それ程大事な空気だから、近年、ご自宅の空気質にこだわりを持つ方が増えてきています。
新築時に気密処理をしっかりと行う事で、機械による計画換気と室内の空気循環をより良くするという基本的な考え方。
これにより、
①家に入ってくる外の空気量が適切に制限できる。
②計画換気により家の中の空気の入れ替えが最小限で行える。
③家のなかに吹き溜まりのような場所ができにくく、家全体の空気質を一定にできる。
などのメリットがあります。
ただ、それでも換気は行われるため、外の空気は必ず家の中に入ってきます。
とは言っても、換気を行わなければ室内のCO2濃度も上がってしまいますし、湿度バランスなどで結露などの問題も発生します。
シックハウスの増加により義務化された24時間換気。
これを止めたり、塞いだりしてしまうのは、最もやってはいけないこと。
だから、高気密・高断熱のお宅であっても、空気清浄機を使用される方は結構いらっしゃいます。
気にされているのは、目に見える埃ではなく、浮遊粉塵。
花粉 20~50㎛
黄砂 0.1~10㎛
カビ 2~5㎛
PM2.5 2.5㎛
更に小さいウイルスなど
髪の毛が100㎛程度なので、ヤツラの小ささたるや、ものすごい。
この浮遊粉塵を対処するには、これまではどうしても、床置きの空気清浄機という選択肢しかありませんでした。
なにせ空気清浄機なんて、家電量販店にしか売ってませんでしたもんね。
だだ、この置き型、デメリットも多いんです。
ほとんどの清浄機は床近くの給気口から空気を吸って、機器上部から吐き出します。
床面の埃を検知して、フルパワーで稼働すると、消費電力量が大きく、動作音もデカい。
更に、キレイにした空気が上面から噴き出すことで、空気の対流が起こり、床の粉塵が空中に拡散しやすい。
更に電源コード邪魔だし、設置位置決まっちゃうし、部屋ごとしか使えないし・・・
何が言いたいかって?
置き型じゃなくて、全館空調に接続しちゃえば良いじゃんって話。
そんな機器あるのかって?
こんなブログ書いてるんですから、
あるんです。
これを製造しているのは、国内メーカーのトルネックスさん。
喫煙者さんがお世話になってる喫煙室のプラズマ集塵脱臭機やエレベータや厨房用の空気清浄機、ビルのエアカーテンなど空気を扱う技術を長年培ってきたメーカーさん。
ここの電子式集塵フィルターを空調設備に組み込めば、家じゅうの浮遊粉塵を一手に引き受けてくれるという寸法です。
もちろん空調室など、換気を制御するスペースに設置してあれば、音の問題もありませんし、電源コードに足を引っかける心配もありません。
何より、あの邪魔な機械が目に入らなくなるのは、スペース確保と美観の確保に大きな進歩ですよね。
もちろんフィルターメンテナンスは必要ですが、電気使用量を加味しても置き型の空気清浄機の電気使用量と同等です。
家じゅうに空気を回す大風量に対応していて、除去性能については言わずもがな。
かび、花粉、PM2.5までも、対応していて、
1回フィルターに通すと、カビの除去率で99.7%。
PM2.5の集塵効率は98.5%。
詳しくは下のリンクでご確認ください。
真夏や真冬は、冷房・暖房のために、窓を開けない暮らしが当たり前になりつつあります。
とは言え、短くなりつつある春・秋についても、思いっきり開け放つことに躊躇する時代。
家にいる時くらい、身体に取り込む空気の質をより良くして、気持ちの良い暮らしをしたいものです。
あ、再度注意喚起ですが、トルネックスさんの電子式集塵フィルターですが、気密性と空気循環計画があってはじめて機能します。
漏気しているような家だと、船底に穴の開いた船の水を汲みだし続けるのと同義ですので、設置する意味がありません。
気密測定と空調計画。
ちゃんと提案してくれる建築会社に相談しましょうね。
hiroyuki