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つくり手の言葉
今週末の完成見学会、ご予約いただいた皆様ありがとうございます。
日曜日は雪が降るかも?という事で足元お気をつけてお越しください。
寒い日の見学会というのは、体感には最高です。
以前、大雪が降った日に行った、断熱構造見学会では、来場者さんが歓喜していました。
楽しみですね。
さて今日は、暖かさ、とりわけ「床が暖かい」という事について話してみたいと思います。
今住んでいる家の床、暖かいですか?
多くの方は「NO」と答えますよね。
靴下だけでは無理で、スリッパ履いてギリギリ、何なら膝下まで寒いでしょう。
では、高気密高断熱住宅に住めば、暖かいか?
もちろん「YES」です。
しっかりと設計・施工された高気密高断熱住宅であれば、床が冷たいという状況は起こりにくいです。
ただ、建て替え前の家に床暖房が入っていたとなると話は別。
断熱方式や暖房方式で大きく体感が変わってしまいます。
というのも、この違い、床面の温度を「暖かく感じられるようにする」か、「冷たく感じなくするか」という根本的な違いが出てくるからです。
例えば、床を「暖かく感じられるようにする」ためには、床はそもそも室温より暖かい必要があります。
私の自宅でよくある状況が、リビング室温23℃、リビング床面25℃
床面温度が高いのは、基礎断熱にして床下エアコンが入っているから。
そう、床面をより暖かくするためには熱源が必要です。
床下に熱源があるから、室温よりも床面の温度を上げることができます。
人が常に触れている「床」の温度が高いと、メチャクチャ体感温度があがります。
逆に、熱源が床上の場合、基本的に床面の温度はほぼ室温と同様になります。
もちろん、床が冷たい暮らしをされていた方からすれば、快適であることに変わりがないのですが、ぬくポカな体感は少ないかもしれません。
実際、床下に熱源を仕込むとなると、メンテナンスなどの検討も含め、基礎断熱を選択するケースが多いかと思います。
オースタムも同様で、基礎断熱+床下エアコンに加え、小屋裏熱リターンを行っています。
なので、真冬に床に直接寝落ちすることが可能です。
このような書き方をすると、床断熱否定派と言われてしまいそうですが、まったくそうではありません。
基礎断熱を施工するに当たっては、シロアリ対策や床下の空気循環の検討など、設計・施工共にかなりシビアな検討が必要です。
逆に言えば、既存住宅の改修などの場合など、条件が整わない場合に無理に勧める方法ではありません。
ケースバイケースというヤツです。
なので、建築会社さんごとに、おススメしたい暮らし方や施工判断などがあります。
オースタムとしては、極力気流を感じない、でも冬の体感温度がしっかり暖かい暮らしをご提案したいので、やっぱり基礎断熱にして、床下に熱源を持ってきたいんです。
あ、ちなみに2階の床温度については、基礎断熱だろうが床断熱だろうが、1階の熱源の温度が上昇するため、差はありません。
あったかいですよ。
今週末の見学会、予約が取れた方はラッキーですね。
昨日、見学会上の設定温度上げ過ぎて、オーバーヒートしてました。
当日は、ちょうどいい温度になるように調整しておきます。
雪降ってほしいなぁ。
hiroyuki