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つくり手の言葉

知らなくてゴメンナサイに、私がゴメンナサイ。

お盆も近付いてきましたね。

長期連休のご家族も多いので、連休中の旅行の予定などをお聞きすることも。

皆さんお気をつけて、行ってらっしゃいませ。

さて今回は、先週かいた「匿名がプロを凌駕する時代!?」の続き。

以前から書いているように、この数年、住宅取得される方々が住宅性能について、本当に真面目に勉強されていて、数値、材料、施工方法など、半端な知識しかない営業さん達を駆逐する勢いを感じます。

業界内では、こういった知識量の高い施主様方を「プロ施主」なんて呼び方をしています。

この呼び方、絶対に皮肉入ってますよね。

まあ、そんな簡単に言い負かされてしまうのは、プロとしては、恥ずべきことかもしれません。

お客様は、自分の家族のために、プライベートの時間を削って真剣に家づくりを考えているのです。

我々はプロ。

そこに真摯に回答できるだけの知識量を持って相対するべきです。

ただ、このような状況に対応できる工務店や建築会社であればあるほど、その弊害を受けるようにも感じます。

というのも、ご来場いただくお客様の多くが、住宅性能について調べに調べ、厳選した上で来場されるケースが多くなります。

それはさながら、一見さんお断りの店かのよう。

話す言葉は専門用語になり、数値の話や謎の単位の話。

それを好む方が増えたとは言え、そこが家づくりの本質ではありません。

そう思ってしまったのには訳があります。

先日、お客様との借り入れの打ち合わせの中で。

「勉強不足でスミマセン。」と言わせてしまいました。

そのお客様は、とても真摯な方なので、皮肉でもなんでもなく、ただ知らなかったことを私に解説させて手間をかけさせたという意味でした。

それでも、私はその言葉を使わせてしまったことを、とても恥じています。

その方が、ご家族が希望の暮らしを得るために必要な情報をお伝えし、実現するのが私たちプロの仕事。

だからこそ、土地、借入、法規、構造、性能、暮らし方、ガジェットなどなど暮らしに関わる様々なモノに対し常日頃から知識を蓄えています。

家を建てるお客様が、自身で調べつくさなきゃ安心できない世界であることも大きな問題です。

でも、そちら側の人たちが基準になってしまって、お任せしてくれるお客様に肩身の狭い思いをさせてしまっては元も子もありません。

少し世の中に流されていました。

今回は、懺悔回です。

住まいづくりに関わる知識は、本当に広いです。

施主様が知らない知識があって当たり前。

わからない事は、臆することなく全然聞いて頂いて大丈夫です。

心を入れ替えて、ちゃーんとイチからご案内します。

さぁ来たれ、「高気密高断熱ってなんですか?」って皆さん。

hiroyuki

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