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つくり手の言葉

5年後も10年後も言ってもらえる言葉。

先日お引渡しをした建物にオーナー様が引っ越されました。

引き渡し後に書類をお預かりするために伺った際、住み始めて何か困ったことが無いか尋ねると、

「あったかすぎて、何着ていいか、わからなくなってます!」

とのお言葉を頂きました。

嬉しい♡

このオーナー様宅は、3匹のねこさんと一緒に暮らしているのですが、1匹の猫さんが反りが合わず、室内をドアを閉めて2匹エリアと1匹エリアを区画分けする必要がある暮らし方。

一般的な床下エアコン1台仕様だと、やはり室内ドアを極力オープンにして熱の移動を助けたいところ。

区画分けすると、どうしても空気の移動量の問題で、室温の偏りが出やすい想定だったため、床下エアコンに加え、屋根裏エアコンを床下吹き出しできる細工をすることで、エリア毎に床下温風が回りやすい設計にしてありました。

何を言っているかわからねーと思うが、ありのままを話してるぜ。

エアコン2台方式だと、電気代が余計にかかりそうに思いますが、実際には同じ容積を暖めるために必要なエネルギー総量は同等なため、電気代はほぼ変わらないのです。

という事で、今のところ、エリア訳をしっかり行っても問題なさそうです。

想定通りでイイ感じ。

Wi-Fi入ったら、スイッチボットで状況を計測させて頂く予定。

楽しみ♡

さて、今日はオーナー様から言って頂く言葉について。

家づくりにあたって、すべてのお客様にこだわりがあります。

私たち一緒に考え、時に悩み、場合によっては夫婦間のバトルさえ起こる。

それを乗り越えて、こだわりをカタチにしていきます。

例えば、キッチンにこだわる方が10近いメーカーショールームを回ったり、県内で見られないメーカーは東京や仙台まで足を運ぶ方もいらっしゃいます。

プランや動線を悩む方は、自身で図面アプリ購入して描いてみたり。(最終的に難しさを知って、頼って頂けることが殆どですが・・・)

内外装、デザイン、動線などそれぞれのご家族のこだわりが現実になり、お引渡し時にはほんとうに喜んでいただけます。

もちろん、その後もお付き合いは続き、ふらりと寄ってみたり、定期点検に伺ったりすると、暮らしていて、どんな感じかお聞きする機会は多いです。

その時に、最初に言って頂けるのは、

「冬あったかいので、本当に良かった。」

「夏涼しくて、助かるよ。」

という声。

あんなに必死に選んだキッチンの話や、内装の話が出てくることは、それほど無く、居住環境についての話題が中心になります。

2月に入ってから、築2年、7年、10年と3件のオーナー様宅の定期点検にお邪魔しましたが、どの奥様も、冬にどんな暮らし方をされているのか沢山語ってくれました。

もちろん、オースタムでの家づくりを決めて頂いた理由が、高断熱・高気密住宅だからと言ってしまえば、それまでかもしれません。

しかし、居住環境というのは、永く暮らして尚、毎年来る寒い冬と暑い夏の度に、その価値を感じて頂けるものです。

どんなに素敵なデザインの服で合っても、着心地が悪かったりしたら・・・

購入当初は、頻繁に着るかもしれませんが、次第に着用頻度は減っていくでしょう。

トレンドも変れば、自身のセンスも少しずつ変わっていきます。

機械製品は次々と高性能なものが発売していきます。

そんな中で変わらないのは、快適さ。

ここに、こだわれた方は、永く心の平穏が訪れます。

オーナー様宅に伺う度に行って頂く、快適の誉め言葉。

毎回本当にうれしいので、オーナーの皆さんは、私が伺ったら是非、言ってくださいね。

hiroyuki

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