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つくり手の言葉
先日お引渡しをした建物にオーナー様が引っ越されました。
引き渡し後に書類をお預かりするために伺った際、住み始めて何か困ったことが無いか尋ねると、
「あったかすぎて、何着ていいか、わからなくなってます!」
とのお言葉を頂きました。
嬉しい♡
このオーナー様宅は、3匹のねこさんと一緒に暮らしているのですが、1匹の猫さんが反りが合わず、室内をドアを閉めて2匹エリアと1匹エリアを区画分けする必要がある暮らし方。
一般的な床下エアコン1台仕様だと、やはり室内ドアを極力オープンにして熱の移動を助けたいところ。
区画分けすると、どうしても空気の移動量の問題で、室温の偏りが出やすい想定だったため、床下エアコンに加え、屋根裏エアコンを床下吹き出しできる細工をすることで、エリア毎に床下温風が回りやすい設計にしてありました。
何を言っているかわからねーと思うが、ありのままを話してるぜ。
エアコン2台方式だと、電気代が余計にかかりそうに思いますが、実際には同じ容積を暖めるために必要なエネルギー総量は同等なため、電気代はほぼ変わらないのです。
という事で、今のところ、エリア訳をしっかり行っても問題なさそうです。
想定通りでイイ感じ。
Wi-Fi入ったら、スイッチボットで状況を計測させて頂く予定。
楽しみ♡
さて、今日はオーナー様から言って頂く言葉について。
家づくりにあたって、すべてのお客様にこだわりがあります。
私たち一緒に考え、時に悩み、場合によっては夫婦間のバトルさえ起こる。
それを乗り越えて、こだわりをカタチにしていきます。
例えば、キッチンにこだわる方が10近いメーカーショールームを回ったり、県内で見られないメーカーは東京や仙台まで足を運ぶ方もいらっしゃいます。
プランや動線を悩む方は、自身で図面アプリ購入して描いてみたり。(最終的に難しさを知って、頼って頂けることが殆どですが・・・)
内外装、デザイン、動線などそれぞれのご家族のこだわりが現実になり、お引渡し時にはほんとうに喜んでいただけます。
もちろん、その後もお付き合いは続き、ふらりと寄ってみたり、定期点検に伺ったりすると、暮らしていて、どんな感じかお聞きする機会は多いです。
その時に、最初に言って頂けるのは、
「冬あったかいので、本当に良かった。」
「夏涼しくて、助かるよ。」
という声。
あんなに必死に選んだキッチンの話や、内装の話が出てくることは、それほど無く、居住環境についての話題が中心になります。
2月に入ってから、築2年、7年、10年と3件のオーナー様宅の定期点検にお邪魔しましたが、どの奥様も、冬にどんな暮らし方をされているのか沢山語ってくれました。
もちろん、オースタムでの家づくりを決めて頂いた理由が、高断熱・高気密住宅だからと言ってしまえば、それまでかもしれません。
しかし、居住環境というのは、永く暮らして尚、毎年来る寒い冬と暑い夏の度に、その価値を感じて頂けるものです。
どんなに素敵なデザインの服で合っても、着心地が悪かったりしたら・・・
購入当初は、頻繁に着るかもしれませんが、次第に着用頻度は減っていくでしょう。
トレンドも変れば、自身のセンスも少しずつ変わっていきます。
機械製品は次々と高性能なものが発売していきます。
そんな中で変わらないのは、快適さ。
ここに、こだわれた方は、永く心の平穏が訪れます。
オーナー様宅に伺う度に行って頂く、快適の誉め言葉。
毎回本当にうれしいので、オーナーの皆さんは、私が伺ったら是非、言ってくださいね。
hiroyuki