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つくり手の言葉

電動シャッターのリモコン、なぜ高い!?

車の窓を開けて走るのが気持ちいい季節になりました。

オープンカーも幌を開けて走っているのを見かけるようになりました。

過去に所有経験がある身からすると、夏のオープンカーは地獄そのもの。

近年の夏の長さには辟易しているのではないでしょうか。

クルマ好きからすると、ガレージというのは憧れの場所です。

弊社のお客様の中にも、自宅にガレージを設けシャッターを設置されている方も複数いらっしゃいます。

斯く言う私の自宅も電動シャッターが設置されています。

この電動シャッター、とても便利なのですが、普段使っていて悩ましい点があります。

それが、リモコンです。

比較的リモコンが壊れやすい。

内部の配線接触トラブルが原因のようなのですが、使えなくなるんです。

私の自宅ではすでに3機が死亡。

「リモコン追加購入すればいいじゃないか!」という声が聞こえそうですね。

その通りなのですが、値段が意外と馬鹿にならないんです。

普通にシャッターメーカーから、1個数万円の見積もりが出てきます。

メーカーの担当者に理由を聞いてみたところ、

「シャッターのリモコンは道路から利用することも多いため、電波の利用距離が長い無線の方式が使われいます。

無線は電波法という法律に基づいて周波数を含め製作基準が定められているため安くならない。」

という、なんとも微妙な回答をもらいました。

とは言え、壊れてしまったらシャッター開けられなくなるので何か対策できないかと調べ始めたのですが、インターネット上では、意外と多くリモコン電波をコピーできる市販のリモコンが売られているようです。

でもこれ、手を出しちゃダメ。

値段も手ごろで、ライフハック的に見えますが、これら製品の多くが中国製のもので、日本国内の電波法を無視して作られているとの事。

違法無線機の電波が強すぎて隣家に迷惑をかけた・・・なんてことがあったら、

懲役や罰金刑といった罰則を科される可能性があります。

で、最終的に私の自宅で採用したのが、bluetooth。

具体的には、SMART GARAGEというメーカーのワイヤレスコンバーターという商品を使用しています。

このリモコンの特徴は、ガレージシャッターのリモコンをスマホアプリに置き換えられること。

つまり、スマホでシャッター開閉が可能です。

アプリを開くと、下のような画面が出て、矢印の上下で操作するだけ。

1台設置すれば、家族それぞれのスマホにアプリをダウンロードして共有で使用可能。

設定も説明書通りにやれば、メチャクチャ簡単なのでした。

おススメなのは、「屋内用」ではなく「屋外用」。

これ、設置位置の違いというよりも、「屋内用」は「電池式」、「屋外用」は「100V電源コンセント式」の違い。

長く使うのであれば、タイミング見て電池交換って面倒ですよね。

すでに使用し始めて半年くらい経ちましたが、開閉の度に専用リモコン持ち出さなくていいのは、やはりラクです。

気になった点を挙げるとすれば、無線リモコンに比べて反応距離が短くなった点。

純正リモコンを使用していた時は、自宅敷地に入る前に開閉反応できていましたが、ワイヤレスコンバータにしてからは敷地内に入ってからしか反応しなくなりました。

小さい差ではありますが、敷地出てから「シャッター閉め忘れた!」って思った際に、リモコンが反応しなかったことが、数回あります。

何にせよ、これを使って地味にQOLが上がったので、おススメしたい。

電波法改正前の古い仕様のシャッターでもうリモコンが製造されてない方はリモコン持ち歩いて劣化で使えなくするリスクを考えると保険の意味を込めて利用するのも得策かと。

今回は、シャッターを設置している超ニッチな方々に向けたご案内でした。

hiroyuki

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