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つくり手の言葉
オースタムは、宇都宮で断熱や気密をしっかり施工できる高性能住宅の老舗。
そんな評価をいただける機会が少しずつ増えてきたように感じます。
設立から30年。
たくさん建てることはできませんが、少しずつ施主様に愛していただける住まいをご提供できていることを嬉しく思います。
近年は、断熱性や気密性にこだわった住まいを求めるご家族も増えました。
その結果、「断熱」「気密」という言葉を目にする機会も随分多くなりましたね。
これは大きな流れとしては良いことだと思います。
住宅の性能に目が向くということは、住まいをきちんと比較して選ぶ方が増えたということですから。
もちろん、オースタムも性能数値は大切にしています。
UA値もC値も、住まいを客観的に評価するための重要な指標です。
ただ、その数字を支えているのは建築会社だけではありません。
設計者がどれだけ優秀な計算をしても、現場でその性能を実現できなければ意味がありません。
実際に性能を形にするのは施工です。
大工さん。
断熱施工業者さん。
基礎工事業者さん。
電気設備業者さん。
給排水設備業者さん。
太陽光発電業者さん。
ガス配管工事業者さん。
断熱材や気密処理を直接施工する職人さんだけでなく、外壁を貫通する工事に関わるすべての職種に配慮が必要になります。
高性能住宅は、一人の力では成立しません。
以前、職人さんからこんな話を聞いたことがあります。
大量生産型の住宅現場は、よく「戦場」に例えられるのだそうです。
自分の仕事を終わらせなければ次の現場に行けない。
もう一度来る予算も時間もない。
前工程が終わっていなくても、自分の作業だけ終わらせて帰らざるを得ない。
そんな話は珍しくありません。
もちろん職人さんが悪いわけではありません。
そうせざるを得ない仕組みになっていることも多いのです。
ですが、それでは住む人のことや、住宅性能を考えた施工は難しくなります。
どんな建築会社でも、すべての職人を社員として抱え、全工程を自社施工することは現実的ではありません。
だからこそ大切なのは、
施工を個人戦ではなく、チーム戦にすること。
住宅の性能を絵に描いた餅にしないためには、それが欠かせないと思っています。
オースタムを選んでくださった施主様からお話を伺うと、
性能面と並んで評価していただくことが多いのが、
「着工研修会」
です。
難しく聞こえますが、簡単に言えば顔合わせ会です。

先日も新築工事の着工にあたり、大工さんをはじめ主要な協力業者の皆さんに集まっていただき、着工研修会を開催しました。
その際も施主様から、
「この会を楽しみにしていました」
という言葉をいただきました。

この取り組みは2003年から続けています。
コロナ禍で開催できなかった期間を除けば、23年間続いていることになります。
メンテナンスでOB施主様のお宅に伺った際にも、
「あの顔合わせ会が印象に残っています」
と言っていただくことがあります。
それだけ皆さまの記憶に残る時間になっているのでしょう。
着工前に、
「どんな人が自分の家をつくるのか」
が分かるだけでも安心感は違います。
現場に足を運んだときも、顔が分かっていれば声をかけやすいですよね。
職人さん側も同じです。
また、いつもの施工メンバーが集まることで、図面を囲みながら施工上の注意点や重点ポイントを共有することもできます。
オンラインで何でも済む時代になりました。
それでも、顔を合わせることで生まれる信頼関係や情報共有は、やはり大きいと感じます。
家づくりは、施主様の想いだけでも完成しません。
その想いを受け止める設計が必要です。
そして、その設計を現実の住まいとして形にする現場が必要です。
どれか一つが欠けても良い家にはなりません。
施主様。
設計者。
職人さん。
そして私たち工務店。
それぞれが同じ方向を向いて初めて、住まいは良いものになっていくのだと思います。
これからもオースタムは、施主様と協力業者の皆さんと一緒に、一つのチームとして家づくりを続けていきたいと思います。

私たちは、高気密高断熱を前提に、湿度管理と空気循環まで施工で成立させる住環境をつくっています。
UA値やC値といった性能数値は大切です。
その一方で、数字だけでは実現できない施工品質や住み心地も同じくらい大切だと考えています。
設計(構造計算・温熱計算)から施工(自社大工+固定協力業者)まで一貫体制。
家を「商品」ではなく、人が心身を休めるためのシェルターとして考え、長く安心して暮らせる住まいづくりを続けています。
栃木県 宇都宮市を中心に、新築注文住宅・リノベーション・高性能住宅のご相談を承っています。
オースタム代表 鈴木博之